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  1. 不定愁訴とは
  2. ストレスや筋肉の使いすぎによる 肩こり は、通常僧帽筋に現れます。
  3. 機能性便秘
  4. 画面を見て仕事をする作業では 眼精疲労 になりやすくなります。
  5. 不眠と疲労
  6. 精神的ストレスと筋緊張
  7. 東洋医学独特の病態認識の一つである 悪血(おけつ)
  8. 左右頚部の筋緊張異常が引き金になって発生する 頸性めまい
  9. 発作性の回転性めまいを反復し、耳鳴り・難聴を伴う メニエール病
  10. 月経異常
  11. ストレスが胃腸の機能障害を起こすので 腹部症状 の治療には胃に加えて脾・肝も同時に治療します。

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機能性便秘は、弛緩性便秘・痙攣性便秘・直腸性便秘に分類されます


便通異常

 便秘は、堅便ないし兎糞便であることや、排便困難を伴うかまたは週2回以下の排便のものです。
下痢は、軟便ないし水溶便が急激に排出される状態で、回数は問いません。
診断は主に便秘は排便回数により、下痢は便の性状によってなされます。したがって、便秘と下痢は対立する概念ではなく、下痢便でありかつ便秘することもあります。

便秘の分類

 便秘は、急性便秘と慢性便秘に分けられます。
急性便秘は、腸閉塞などの急性疾患に伴う便秘や、環境の変化に伴う一過性単純性便秘などがあります。
慢性便秘は、種々の機能性便秘・器質性便秘・薬剤性便秘などがあります。鍼灸治療が適応となるのは、機能性便秘です。
器質性便秘は、大腸疾患・そのほかの腹空内臓機疾患や全身疾患に伴うものであり、薬剤性便秘は投与中の薬剤による便秘です。

 機能性便秘は、弛緩性便秘・痙攣性便秘・直腸性便秘に分類されます。
弛緩性便秘は、食生活や運動不足などにより大腸の蠕動運動が低下して便の排出力が不足するために生じ、便秘ではもっとも頻度が高いとされます。便意および腹痛は少なく、便の通過遅延のため水分が過吸収され、堅く太い便となります。残便感は少ないといわれます。
痙攣性便秘は、ストレスや精神的原因により副交感神経が過緊張状態になり、腸蠕動が促進し排便困難となるために起こり、過敏性腸症候群の便秘型です。便意は強いが排出困難で、間欠的な腹痛や腹部膨満感があり、兎糞状の細い便となります。残便感が強いといわれます。また、心理的要因に左右されやすく、時に下痢と交代制を示します。
直腸性便秘は、弛緩性便秘に類似しており、多忙であることや痔などのために便意を我慢したことや浣腸を常用したことにより排便反射(直腸〜結腸反射)が鈍麻し、便が直腸に達しても蠕動運動が始まらないことから生じます。堅く太い便となります。

排便を促す反射および排便のメカニズム

 排便を促す反射には、以下のものが知られています。
1. 起立〜結腸反射
朝目覚めて起きあがると、大腸が動きだす。
2. 胃〜結腸反射
胃に食べ物が入ると、大腸が動きだす。これは朝に1番強く起こるため、朝食後に便意を催す場合が多いといわれます。
3. 直腸〜結腸反射
便貯留によって直腸壁が進展刺激されると、大腸の蠕動運動が活発になる。

 直腸内に糞便が送られると、直腸内圧の上昇が起こります。直腸内圧が30〜50mmhgに達すると、直腸壁に分布している骨盤神経の求心路を介して排便の下位中枢である仙髄s3 s4に刺激が伝達されます。
刺激は脊髄を上行し、大脳に達して便意を感じさせる一方で骨盤神経の遠心路を介して直腸運動を亢進させ外肛門括約筋を弛緩し、排便を促します。これを排便反射と呼びます。

鍼灸の作用機序

 基本的には身体をリラックスさせる副交感神経が腸壁を収縮させ、興奮型の交感神経が緩める働きを担っています。
1. 弛緩性便秘
 大腸管がたるんで、緊張力のない状態。高齢者や内臓下垂者に多い便秘です。
症状:腹痛(−)、便意(−)、自律神経不安定要素もあまりない。鬱病や薬剤でも弛緩性便秘は起こります。

 蠕動運動低下に対する鍼灸治療
弛緩性便秘は、横行結腸から下行結腸の蠕動運動低下の是正を図り、直腸性便秘は直腸の反応性低下の是正を図ります。
しかし機能低下した状態を短期間の針灸で回復させるのは難しく、実際には治療効果を得るために、対症療法として左下腹部の内臓刺を併用することが多いです。
下行結腸への内臓刺→左上前腸骨棘の内縁周辺(左大巨・左秘結)
※秘結穴→木下晴都創案のツボ。左上前腸骨棘内縁中央から右方へ3p。
S状結腸への内臓刺→左鼡径溝周辺(府舎・関元)

 手足への刺鍼は、腸管運動を行進させることが知られています。蠕動運動の低下による弛緩性便秘に対しては、手足への鍼刺激が蠕動運動を促進して便秘を改善することが期待できます。
便秘には、足の三里(上巨虚)・手の合谷、腹部の天枢(腹結あるいは大巨)、腰部の大腸兪(便通穴)等のつぼが有名です。

2. 痙攣性便秘
 大腸運動を支配する迷走神経の過緊張のため腸が痙攣し、便を下方に押し出せない状態。便秘型の過敏性腸症候群に分類されます。
症状:腹痛(+)、兎糞便、グル音増強、左S状結腸部の強い圧痛

3. 過敏性腸症候群(IBS)
 ストレスにより視床下部の働きが乱れ、交感神経緊張状態となります。この状態が続くとバランスをとるため副交感神経も過剰に緊張し、腸の蠕動運動が過敏になります。下痢で病院へ行く患者の半数は本症と言われます。
精神的な大事件(入社試験、卒業試験など)で精神緊張すると、その前後に突然左下腹部痛を伴う下痢(ときに便秘、ときに下痢便秘交代)が生じます。休日や睡眠中など、交感神経が休まる時は症状が在りません。
蠕動運動亢進であれば、腸内を内容物が通過する時間が短くなるので、十分に水分吸収する時間がないことになり、下痢となります。
しかし、過敏性腸症候群(ibs)は難治です。

 鍼灸治療は、蠕動運動亢進に対する腰神経叢刺激と副交感神経刺激です。
蠕動運動亢進は、食中毒と痙攣性便秘です。腸の蠕動運動を鎮めることは、腸に対する強刺激の針灸で対応します。
両者の針灸治療は同じで、腰神経叢刺激を目標に、左志室からの深刺強刺激や、腰神経叢からの枝である大腿神経刺激を目標として膝蓋骨上方の血海・梁丘に強刺激の針灸をします。
また痙攣性便秘とは副交感神経緊張状態なので、この鎮静を目的に仙骨部の八りょう穴(とくに中りょう)への鍼灸を考えます。


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器質的疾患(きしつてきしっかん) : 内臓や神経、筋肉、器官といった各組織において病理的・解剖的な異常が生じた事により引き起こされる疾患・疾病の総称。
対義語は、機能的疾患。器質的疾患は例えばレントゲン検査や内視鏡検査などにより病態が確認できる疾病を指します。
医学用語辞典より

参考文献 : 医道の日本2004年2&10月号
       インターネット上のブログ「現代医学的鍼灸治療」

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