岡山県倉敷市の鍼灸院「美和はりクリニカ」のトップページ不定愁訴の鍼治療のメニューページ冷え性の鍼治療

 下半身型冷え性の鍼治療

主な見出しメニュー


 下半身型冷え性の鍼治療


タイプ別に応じた正しい対策

 下半身型については熱量は健康な人と同じなので、よく言われる暖める食べ物などは不要です。
足が冷たいからと足湯もよく行われますが、下半身の血管は収縮したままなので、足湯から足を出したとたん再び元に戻り、冷えてしまいます。
しかも暖めている間、熱は足から上半身にどんどん伝わり、顔から汗がびっしょりになってその汗でまた冷えてしまいます。

 四肢末端型は交感神経が緊張しているので、浅い刺鍼により体をリラックスさせて血流を増やすと一時的に改善しますが、根本的には食事と運動を見直せば改善されることも多いので、治療もさることながら生活アドバイスが重要な冷え性だと言えます。
また、速効性のある有効な対処法として、足の指のストレッチがあります。足の甲から指全部をかこうようにしながら手のひらで指を曲げ、5秒間行ってからパッと手を離すと末端の血流が改善されます。

 内蔵型は、こりがあることが多いので、鍼灸によって改善することもありますが、基本的には副交感神経優位(交感神経系が弱い)ので、交感神経と副交感神経をたえず刺激してバランスを取ってくれる運動がやはり一番よいとされます。
食べ過ぎて汗をかくことで冷えることもあるので、食べ過ぎないこと。
鍼灸治療で末梢の血流がよくなることは、熱の放散を増やし、かえって冷えを増加させることもあるので、注意が必要となります。

 全身型は、代謝が全体的に落ちて筋肉があまりなく胃の働き自体も悪いことが多いです。お腹の調子がよくなくて、首筋や肩がこってしまっている人が多いので、浅い鍼でそれを緩めれば、胃腸の働きがよくなって食事の力で上向きに改善していくものと考えられます。

ページ最初の見出しメニューへ


入浴について

 入浴は、タイプ共通でおすすめです。冷えを強く感じる原因の一つは、こりです。こりがある場所は血流が悪いので、そこだけ冷えを感じやすくなります。
だからこりを取るためには、半身浴ではなく首までつかる全身浴を行うのがベストです。
5分間そのままでこの時、足指のストレッチを行うとなおよいです。10分以上湯船につかると上せと発汗が起きるので、10分以内にあがります。お湯の温度は夏は40度、冬は42度ぐらいが目安です。

 冷え性については様々な根拠のない対策が出回っているので誤解されていますが、暖めればよくなるというものではありません。
冷えのパターンやタイプを分析しながら、タイプに応じたアプローチや生活アドバイスを行うことが大切です。

ページ最初の見出しメニューへ


下半身型冷え性の鍼治療

 梨状筋は文字通り梨状の形をした筋肉で、仙骨の前面などから起こり大坐骨孔を通って大腿骨の付け根の大転子先端の内側面で終わります。深層にあり、股関節における大腿骨の外旋筋です。
神経支配は坐骨神経叢(S1~S2)で、梨状筋によって坐骨神経が締め付けられることがあり、これによって 坐骨神経痛 が出ることがあります。これを梨状筋症候群と呼んでいます。

 下半身型の冷え性については、上半身の温かい血液を下半身にめぐらせてやればよいことになります。
下半身型の冷え性の最も多い原因でもある梨状筋の拘縮を取るのが一番効果的です。梨状筋の拘縮には、鍼がよく効きます。
腰痛・脊椎辷り症・坐骨神経痛の患者も、下半身型の冷え性の人が多いです。その意味で、鍼灸治療が最も有効な冷え性タイプと言えます。

 梨状筋の鍼治療法については重複コンテンツになるので 梨状筋症候群 の見出しメニューで「鍼治療部位」をクリックして参照してください。

 また、腰部・仙骨部から下腿・足部のツボへも刺鍼し、下肢の血流改善を促します。下肢の静脈うっ滞がある方には、ツボで言う築賓も有効です。
築賓(ちくひん)は、太谿(たいけい;内果頂点の高さで、内果とアキレス腱との間の陥凹部)の直上5寸。腓腹筋下垂部とヒラメ筋の間です。

ページ最初の見出しメニューへ