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 橈骨神経麻痺/後骨間神経麻痺

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 橈骨神経麻痺/後骨間神経麻痺


1人ハネムーンシンドローム

 熟睡により神経が圧迫されると痺れ(しびれ)や麻痺(まひ)・痛み・力が入らないなどの症状が出現することがあり、おもしろい愛称がつけられています。
ハネムーンシンドロームとは、起きると手が痺れて痛んだり手指や手関節が動かなくなる症状です。麻痺して下垂手(手関節から麻痺して手全体がたれる)になると不安になります。
サタデーナイトシンドロームは、週末に酒を多量に飲んでいすのアームに自分の腕を圧迫しながら熟睡したときなどに起こります。キーワードは、土曜の夜よりも熟睡です。
3,40分程度の居眠りでも、なるときにはなります。

 即効性の治療法は存在せず、軽症なら1週間~3週間、下垂手を起こす程度の重傷例では、治癒するまで数ヶ月かかります。
早期に鍼治療をすると回復の速度が速まります。

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鑑別

 肘(ひじ)から上で橈骨神経を圧迫してなる橈骨神経麻痺と、肘から下で橈骨神経深枝の後骨間神経が回外筋入口部のフローゼのアーケードで圧迫されて発症するのが後骨間神経麻痺です。
前骨間神経と後骨間神経は、前腕の橈骨と尺骨という2つの骨の間を繋ぐ骨間膜の前後を走る神経です。
前骨間神経は肘の辺りで正中神経から分岐して主に母指(親指)と示指の第1関節を動かす筋肉を支配します。後骨間神経は肘の辺りで橈骨神経から分岐して回外筋にもぐりこみ、指を伸展する(伸ばす)いくつかの筋肉を支配します。

 上腕中央部では、上腕骨のすぐ後ろを橈骨神経が通過するので、外からの圧迫を受けやすい状況にあります。
上腕中央部での傷害では、母指(親指)・示指・中指の背側(伸ばす側)を含む手背(手の甲)から前腕の母指側の感覚の障害が生じ、下垂手(ドロップハンド)になります。
タイネルサイン(神経傷害部をたたくとその支配領域に疼痛が放散する)があれば傷害部位が確定できます。知覚神経が傷害されていれば、タイネルサインと感覚障害の範囲で傷害部の推定が可能です。

 後骨間神経という運動神経のみが傷害された場合は下垂指(ドロップフィンガー)になり、感覚の障害がありません。
後骨間神経は、フローゼのアーケードという回外筋入口部の狭いトンネル部に入るのでその部は移動性がなく障害を受けやすいのが特徴です。神経炎で麻痺を起こすこともあります。
肘から下で、手指の伸展は不能でも手関節の背屈は可能なのが後骨間神経麻痺です。後骨間神経麻痺は、下垂手と皮膚の感覚の障害のないことで橈骨神経麻痺と鑑別できます。
病院での確定診断には、筋電図検査、X線(レントゲン)検査、MRI検査、超音波検査などが必要に応じて行われるそうです。

 下垂手 : 手首の背屈と手指の付け根の関節(MP関節 = 中手指節間関節)が伸展不能で伸ばせなくなり、手首と指が下がった状態になります。
指の第1関節(dip) と第2関節(pip) は伸展可能です。
 下垂指 : 手首の背屈は可能ですが、手指の付け根の関節の伸展ができなくなります。指のみが下がった状態になるので、下垂指と呼ばれます。

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鍼治療

 鍼の治療ポイントは、橈骨神経麻痺は手の五里というツボを、後骨間神経麻痺ならば回外筋入口部のフローゼのアーケードを使います。
手の五里は神経を傷つけないように注意して刺鍼する必要がありますが、傍神経刺といって神経の側まで近づければ神経に直接当たらなくとも十分に効果があります。
フローゼのアーケードは、後骨間神経症候群で圧痛必発です。
そのほかは、橈骨神経や後骨間神経沿いです。

 以下長文で一般向きではないため、省略しました。 「鍼治療」の詳細 をクリックすると表示されます。

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